診療案内
診療項目
このような症状がありましたら、お気軽に相談いただければと存じます。
「めまい」「頭痛」は当院院長の専門領域です。お困りの方は、是非ご相談ください。
- 急なめまい、あるいは以前から続くめまいについては正確な診断および薬物療法、リハビリテーションなど理学療法、生活指導を行います。
- 緊張型頭痛、片頭痛といった慢性頭痛についての診断・予防・治療を行います。
器質的な疾患が背景にある可能性があれば、近隣病院での画像検査を依頼し、連携して診療を行います。
頭痛が日常生活に少しでも支障をきたす方はご相談ください。 - 耳垢(みみあか)、耳の中がゴソゴソする
- 徐々に嗅覚や味覚が悪くなっている
- 顔、頸部の打撲、裂傷など外傷
- 口内の傷、口内炎
- いびき・睡眠時無呼吸
その他、困ったこと迷ったことがあれば何なりとご相談下さい。
慢性頭痛の診療
頭痛は、医学的には一次性頭痛と二次性頭痛に分類されます。
一次性頭痛:明らかな原因がなく起こる頭痛
二次性頭痛:脳内などの明確な原因により起きる頭痛(例えば,くも膜下出血,脳腫瘍)
一次性頭痛は主として片頭痛と緊張型頭痛、その他に分類されます。
大雑把ですが、片頭痛と緊張型頭痛の違いはじっとしていると楽か、運動すると楽かです。
中でも片頭痛の74%の方は日常生活にかなり支障があるとされます(Sakaiら. 1997)。
診療はまず正確に片頭痛を診断することが大切です。
その後、頭痛発作の治療(急性期治療)でよいのか、頻度の大きい方には予防治療が必要かを検討します。
また2021年春から新しい片頭痛予防薬が保険適応されました。
当院では二次性頭痛が疑われる場合は近隣病院での画像検査や診察をお薦めしています。
以前から頭痛をお持ちで少し気になるような方はお気軽にご相談ください。
新しい花粉症治療
2014年から保険適応となり、アレルギーの原因であるアレルゲン(スギ・ダニ抗原)錠を少量から舌下に服用し、からだをアレルゲンに慣らしていくことで、アレルギー症状を和らげる治療法です。
スギ花粉症の場合は花粉飛散終了後の6月以降に開始し、2年以上続けることが望ましいとされます。
この様な方にオススメな治療!
スギ花粉症を根本的に治療したい
受験・就職に備えて、症状を軽減したい
ただし次のような患者様は不適です
- 重症の気管支喘息の方
- 65歳以上の方
- 妊娠中の方
- 悪性腫瘍など全身性疾患を伴う方
- 一部の不整脈薬を服用中の方
- 5歳未満の幼児の方は舌下に薬を保持できない可能性があります
有効性
- 鼻症状・目痒みとも2年目から有意に改善する(湯田, 2017)
- 患者さん70%で花粉症シーズン中の苦痛度が減った(後藤,2018)
根治に至らなくても軽症化によって薬の量が減らせる可能性があります。
治療終了後も一定の効果が持続します。
花粉症、ダニ抗原によるアレルギー性結膜炎、喘息にも効果があるとされています。
副作用
重大な副作用としてショックやアナフィラキシー
比較的頻度の高い副作用として口内炎、舌の下の腫れ
2020年から保険適応となり、スギ花粉症の症状を引き起こすIgE抗体に作用して、アレルギー反応の元を抑える薬(=抗IgE抗体製剤)です。花粉の飛散時期に皮下注射します。
この様な方にオススメな治療!
アレルギー検査にてスギ花粉陽性
従来の治療が効かない重度の花粉症の方
(重症花粉症ドットコム)
有効性
花粉飛散時期に抗体製剤治療をされた人のくしゃみ、鼻水、鼻閉(目のかゆみ、涙目も)のいずれの重症度スコアともプラセボ群(抗体製剤無)と比較して有意な改善を認めます (臨床試験データから)
副作用
注射部位の腫れ発赤
稀ですが、アナフィラキシーショック